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豊田通商、使用済車載用電池の再利用実験を開始

2023年5月29日 (月)

▲ユーラス田代平ウインドファーム(出所:豊田通商)

調査・データ豊田通商とユーラスエナジーホールディングス(東京都港区)は29日、電気自動車(EV)に利用される車載用電池を活用した定置用蓄電池システムを、ユーラスエナジーグループが所有する、ユーラス田代平ウインドファーム(秋田県)に併設し、運用実験を開始すると発表した。

両社は同施設に、トヨタEVの車載用電池と東京電力ホールディングスと共同開発した定置用蓄電池システムを設置し実証を行う。今後発生する使用済み車載用電池の再利用を見据え、新品の車載用電池を使用。国内電力卸市場の価格変動や蓄電池の充放電の最適運用、電力系統の安定化に資する制御などを目指し、2023年秋から数年程度実施。

▲実証実験の体制(出所:豊田通商)

世界各地でカーボンニュートラル実現のための施策として、EVやハイブリッド車などの電動車の普及が推進されている一方、使用済み車載用電池の大量発生が見込まれる。これら使用済み車載用電池の利用方法として、定置用蓄電池システムへの再利用が検討されている。定置用蓄電池システムには、太陽光発電や風力発電などの不安定な電源に比べて、安定した電力を供給できるメリットがある。

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LOGISTICS TODAY編集部
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