
▲(左から)前田建設工業の幡鎌裕二副社長、住商ビルマネージメントの古東尚社長、SMFLみらいパートナーズ常務執行役員不動産本部長の山崎秀之氏、住友商事建設不動産本部長の村田大明氏、ロジスティード常務執行役員東日本統括本部の西川和宏本部長、浅井謙建築研究所の浅井謙会長
拠点・施設住友商事は30日、千葉県柏市の物流施設「SOSiLA(ソシラ)柏」の竣工式を開催した。施設はロジスティードが利用する。
住友商事の物流施設ブランド、ソシラとしては17棟目。冒頭の挨拶にて、建設不動産本部長で執行役員の村田大明氏は同施設について「SDGsに配慮し、多様性を重視した設計で、長く利用される施設をイメージした」と語った。
同施設はロジスティードが5年の賃貸借契約を結んだ。同社常務執行役員東日本統括本部の西川和宏本部長は「コロナ禍で変化した需要に対応できる、東日本と西日本をつなぐ拠点として利用を決めた。設備面での急な要望にも対応していただき感謝している」と述べた。

▲SOSiLA柏の外観
施設は4階建て、延床面積8万1690平方メートル。国道16号沿いに立地し、接続する常磐自動車道・柏インターチェンジから0.8キロと至近で、首都圏への配送拠点として利便性が高い。東京港、羽田・成田の両空港も輸送圏内だ。
ランプウェイで1階から3階まで接車が可能で、バースは10トン車122台分を用意した。低層階(1-2階)は平面利用、高層階(3-4階)には垂直搬送機4基、荷物用エレベーター2基を内装し縦搬送利用として幅広いニーズに対応する。
▲倉庫内部
BCP対策では、非常用発電機を設置し、受変電・発電設備の浸水対策も施している。災害時用マンホールトイレも設置した。LED照明の採用や屋上の緑化、太陽光発電設備の設置など環境性能も高めている。
共用スペースには、竣工記念として、かつて同地に建設されていた工場内のクレーンフックを修飾。ラウンジでは、知的障害を持つ人が描いたデザインを柱に採用するなど、多様性を訴えたつくりとした。村田氏は「一つのマイルストーンとして、ソシラの代表的な施設にしていきたい」と期待を寄せた。
▲(左から)竣工記念として修飾されたクレーンフック、ラウンジの柱には知的障害を持つ人が描いたデザインを採用
住所:千葉県柏市新十余二12-6
敷地面積:3万5361平方メートル
延床面積:8万1690平方メートル
構造:4階建て、RC-S造(1-3階:柱RC造/梁S造、4階:S造)
仕様:床荷重1.5t/m2、天井高5.5メートル、柱スパン11.5メートル×10.3メートル
設備:バース122台(1‐3階、10トン車)、駐車場235台(普通車)、大型待機場6台(10トン車)、垂直搬送機4基、荷物用エレベーター2基(3・4階)
【アクセス】
常磐自動車道・柏ICから0.8キロ(車で1分)
つくばエクスプレス・柏たなか駅から2.2キロ、柏の葉キャンパス駅から2.4キロ
東京港から44キロ、羽田空港から51キロ、成田空港から48キロ
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