冷却服の性能を向上、日本シグマックス

▲メディエイド・アイシングギア・ベスト（出所：日本シグマックス）

サービス・商品サポーター専業ブランド「MEDIAID」（メディエイド）を展開する日本シグマックス（東京都新宿区）は1日、ペルチェ素子（熱電素子）を用いた冷却服「メディエイド・アイシングギア・ベスト」の発売を開始した。

この製品は、60ミリリットルの水をベスト内側のパッドに入れてバッテリーにつなぐと、ペルチェ素子によって冷やされた水が循環して身体を冷やす。冷水が流れるパッドは背中から胸部にかけて広範囲を冷却。チューブ内に水を循環させるタイプとは異なり、パッド構造のため、広範囲を効率的に冷やせる。また、ウエアとパッドの間に断熱材を加え、パッド内の水流の滞りと外気温で水温が上がることを防ぎ、冷却温度を維持する。

付属のモバイルバッテリーの場合、真夏日の30度の環境下で1時間30分連続で冷却が可能。ACアダプターやポータブルバッテリーも使用でき、より長時間使用することもできる。質量は1200グラム。価格は14万3000円（税込）。

同社によると、温暖化に伴い、ファン付きウエアや保冷剤式水冷服が販売されているが、「酷暑環境では冷感を得られにくい」「可動性が悪く冷感の持続性が低い」「狭い範囲しか冷却できない」などの課題がある。それらの課題を解決するため、サポーターの製作を通して培った人体にフィットする縫製技術とペルチェ素子を用いたアイシング装置の開発経験を生かし、今回の商品開発に至った。

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LOGISTICS TODAY編集部
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