
▲ストーベストの4温度帯低温物流倉庫の前に並ぶ冷凍車両(出所:大和ハウス工業)
国際大和ハウス工業は1日、シンガポール共和国において低温物流事業を展開するStorbest Holdings(ストーベスト)の株式を取得し、連結子会社としたことを発表した。
大和ハウスグループは、物流施設開発から物流不動産ソリューションまで事業内容と事業エリアを拡大し、物流領域でも建材やアパレル、EC(電子商取引)を中心とした物流サービスとともに、食品を中心とした低温物流事業にも力を注いできた。
今回、成長市場であるASEAN(東南アジア諸国連合)での低温物流事業に参入するため、シンガポール国内で2万7000パレットの4温度帯低温物流施設を運営し、ワンストップ低温物流ソリューションを事業展開するストーベストを子会社とした。シンガポールをはじめとするASEAN各国での人口増加や食生活の多様化などを背景にしたコールドチェーン物流の需要の高まりに対応する。
また、ASEANでの低温物流事業を入り口として、近隣諸国で品質の高い物流サービスを展開するとともに、同グループが日本国内に構築したコールドチェーン物流網や日系の顧客基盤と連携することにより、シームレスな国際物流サービスの提供を目指すとしている。
今後、大和ハウスグループが持つ物流ノウハウや顧客ネットワーク、IoT(モノのインターネット)・オートメーション技術などの事業基盤を最大限活用することで、ストーベストの施設運営能力のさらなる強化、また、成長著しいASEAN市場のハブとなるシンガポールの戦略的なロケーションを活用して、同社の近隣諸国への事業展開を加速させる。
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