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DSVグループがサステナ推進へ社内炭素価格を導入

2023年6月12日 (月)

(出所:DSV)

環境・CSRデンマークに本社を置く物流会社DSVは9日、持続可能な取り組みへの資金調達のため、社内炭素価格(ICP)を導入した発表した。同社の全子会社に対して、各企業の活動内容におけるCO2排出量に応じて請求が課せられる。集められた資金は、CO2排出削減を加速させるプロジェクトなどに投資される。

過去6か月間にわたって実施された同プログラムにより捻出された資金の投資先として、いくつかのプロジェクトがさまざまな国から寄せられており、審査と承認段階に入っている。投資提供を受ける最初のプロジェクトは小型のEV(電気自動車)トラックで、2024年初めに納入され、デンマークのホーセンスにあるDSVの倉庫からの配送をサポートする。

DSVは、各国からの資金提供要請が適切に評価されるためのプロセスを実行しており、「すでにCO2削減効果が証明されているか」などの判断基準に基づき、資金提供要請が妥当かどうかを判断している。

世界最大規模の物流輸送業者である同社は、物流業界のカーボンニュートラルを推進しており、50年までに排出量ゼロを達成することを目標に掲げている。達成するには、「新技術のテストや導入、イノベーション、より効率的な輸送ソリューションのための資金提供が不可欠」としており、今回の炭素税の導入に至った。

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LOGISTICS TODAY編集部
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