東芝DSとスペクティ、SNS活用し危機管理で連携

環境・CSR東芝デジタルソリューションズとSpectee（スペクティ、東京都千代田区）は19日、製造業向けにサプライチェーン（SC）情報を活用した、災害発生時の初動対応を迅速化するためのサービス連携を同日から開始したと発表した。

東芝東芝デジタルソリューションズの戦略調達ソリューション「Meister SRM」で収集・蓄積したSCの情報を、スペクティのAI（人工知能）リアルタイム危機管理ソリューション「Spectee Pro」と連携する。

ユーザー企業が「Meister SRM」で収集・蓄積した調達品目ごとのSC情報を「Spectee Pro」で確認できるよう、「Meister SRM」に「Spectee Pro」の向けSCデータのダウンロード機能を標準で提供。「Meister SRM」で管理する生産拠点で発生する災害などのリスク情報を「Spectee Pro」で迅速に把握できるようにする。

▲Meister SRM™とSpectee Proの連携イメージ（クリックして拡大、出所：Spectee）

「Spectee Pro」は、企業が自社で管理する生産拠点周辺で危機事象が発生した場合、事前に登録したバイヤーやサプライヤーの企業にメールで通知する機能を提供する。ユーザー企業は、「Spectee Pro」がSNSなどから取得した災害などのリスク情報と「Meister SRM」のSC情報を組み合わせることで、サプライヤーの生産拠点の周辺で発生した災害などのリスク情報をすぐに覚知（かくち）できる。

そのため、ユーザー企業はメール通知に記載されているSNS情報や、「Spectee Pro」が持つ現場の画像や動画データを使って状況を確認し、対応策の判断を効率よく的確に行えるようになる。また、メール通知だけでなく「Spectee Pro」のダッシュボード上で地図と合わせて被害状況も確認できる。2社では今回の連携で調達部門やサプライヤーで初動の迅速化が可能になるとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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