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山善、拠点間輸送にトレーラー輸送RORO船を活用

2023年7月5日 (水)

▲RORO船にトレーラーを積み込む車両の様子(出所:山善)

ロジスティクス山善は4日、九州と関東の自社物流倉庫の拠点間輸送で、トラックの貨物を積載したトレーラー部分だけを輸送する貨物船「RORO船」の活用を6月28日から開始したと発表した。

同社が取り組むモーダルシフトの一環。家庭機器事業部の物流拠点である「ロジス九州」(福岡県福岡市)と「ロジス関東」(群馬県伊勢崎市)の拠点間輸送に、運転車両を切り離して貨物部分のみを輸送するRORO船を活用する。

具体的には、「ロジス九州」から約12キロメートル離れた博多港で、商品を積載したトレーラーをRORO船に積み込み、ドライバーは運転車両を切り離して下船。その後、トレーラーのみ東京港に海上輸送する。輸送距離は約1160キロメートル。東京港に到着後は、別のドライバーが運転車両をトレーラーに連結し、「ロジス関東」までの約144キロメートルの道のりを輸送する。

▲従来の輸送との比較(ロジス九州発、ロジス関東着のケース、クリックして拡大)

同社では、今回の取り組みで、今まで輸送距離が約1100キロメートルだったトラックでの輸送が約15キロメートルまで抑えると同時に、1回の輸送当たりで従来に比べ約40%のCO2削減を見込む。当面は月1~2回の運用で始め、毎週の定期的な運用を目指す。今後は「ロジス九州」と関西の拠点との拠点間輸送で活用することも検討する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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