商船三井、豪州でクリーンエネ輸出港建設が始動

ロジスティクス商船三井は13日、同社が参画する、世界最大級の石炭輸出港であるオーストラリア・ニューキャッスルの「クリーンエネルギー地区建設プロジェクト」が始動すると発表した。同プロジェクトは、同港の管理・開発を担うPort of Newcastle（PoN）が主導する。三井商船とPoNはことし2月、サプライチェーン構築に向けた共同検討の覚書を締結し、5月にPoNが同プロジェクトを発足し、商船三井も参画した。

▲クリーンエネルギー地区建設予定地（出所：商船三井）

同プロジェクトでは、豪連邦政府より94億円の資金援助を受け、同港エリアにグリーン水素・アンモニアを含む、クリーンエネルギーの生産・貯蔵・輸出の主要拠点となる地区を建設し、脱炭素社会と地域の雇用創出を推進する。両社は、クリーンエネルギーの海上輸送やバンカリングに関する検討を実施する。

三井商船によると、ニューキャッスル港には年間300隻を超える同社運航船が寄港しており、地理的にも重要な港湾拠点。同港における同プロジェクトへの参画を通じて、クリーンエネルギーのサプライチェーン構築に貢献し、エネルギーシフトの大きな流れに積極的に対応し、社会からの温室効果ガス（GHG）排出削減にも取り組むとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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