商船三井、米国のクリーンアンモニア生産PJに出資

ロジスティクス商船三井は15日、米Clean Hydrogen Works（クリーンハイドロゲンワークス、CHW、テキサス州）が米国ルイジアナ州で推進するクリーンアンモニア生産・輸送プロジェクト（PJ）で運営するAscension Clean Energy（アッセンションクリーンエナジー、ACE)に、同社の100%出資子会社、MOL Clean Energy（MOLクリーンエナジー）,US,LLCを通じて出資したと発表した。

プロジェクトでは、ルイジアナ州アセンションパリシュで、天然ガスを主原料に年間720万トンのクリーンアンモニアの生産と輸出を計画する。生産されたクリーンアンモニアは、商船三井のアンモニア輸送船で輸出する予定。プラントの建造や港湾設備の建設などにかかる総額は、75億ドル（約1兆572億円）の総プロジェクトコスト費用を想定している。
商船三井は、プロジェクトへの出資を通じて、クリーンエネルギーのサプライチェーン（SC）の構築を支援する。また、エネルギーシフトの大きな流れに積極的に対応し、自社のみならず社会からのGHG（温室効果ガス）排出削減にもつなげる。

ACEの共同事業株主には、商船三井とプロジェクトの主要株主のCHWに加え、米国メキシコ湾岸に世界最大級の二酸化炭素輸送パイプライン網を持ち、原油増進回収事業を展開するデンベリーと世界有数の石油製品タンカー保有・運航会社のハフニアが名を連ねる。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

LOGISTICS TODAY編集部
メール：support@logi-today.com