ドローンで支援物資輸送と遭難者捜索の実験、ACSL

ロジスティクスACSL（東京都江戸川区）は14日、タイプエス（群馬県前橋市）と合同で、国産ドローンの「SOTEN」（蒼天）と「PF2-AE Delivery」を活用した、災害時の支援物資輸送および遭難者捜索の実証実験を実施したと発表した。

蒼天は、飛行データ・撮影データや通信等に対するセキュリティ対策が可能な国産の小型空撮ドローン。標準カメラ・赤外線＋可視カメラ・マルチスペクトルカメラ・光学ズームカメラをワンタッチで付け替え可能。

PF2-AE Deliveryは最大1.5キロの支援物資の輸送が可能で、LET通信を用いた映像伝達とテレメトリ送信によって、見通しの悪い場所でも通信が確保でき、目視外飛行が可能。風に強く、防塵・防水性に優れた機体で、台風や地震などの災害時の救援物資の運搬に貢献する。

▲ドローンソリューションの概要（クリックして拡大、出所：ACSL）

ACSLによると、地震や台風などの大規模災害の際、山間部では土砂崩れにより道路が寸断され、食料・飲料水・医薬品などを供給できる手段が必要となる場合がある。遭難者の捜索においては、公的組織による一次捜索は原則無料だが、発見されない場合に民間などが捜索を行う場合、ヘリコプターをチャーターすると高額な費用が発生するため、ドローンを活用した災害時の支援物資輸送および遭難者捜索が注目されているという。

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LOGISTICS TODAY編集部
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