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オムロン、中可搬重量域のモバイルロボット発売

2023年7月14日 (金)

▲モバイルロボット「MD-650」(出所:オムロン)

サービス・商品オムロンは14日、生産現場の搬送効率の最適化に貢献するモバイルロボット「MD-650」を国内で発売し、順次グローバル発売を開始すると発表した。今回、650キロの中可搬重量域に対応するモバイルロボットのラインナップ拡充によって、多様な生産現場での統合制御と自律走行を提供する。

同ロボットは、最高速度1秒あたり2.2メートルの走行性能と高度なナビゲーション機能、障害物回避アルゴリズムが採用されており、狭い通路や人と機械が混在する生産現場でも、安全でスムーズな搬送が可能。先進のバッテリー・充電技術を導入しており、30分の充電で8時間稼働する。また、ひとつのシステム上で可搬重量の異なる最大100台のモバイルロボットの統合的な搬送経路と、搬送順序の制御をリアルタイムに実現。単一システムによる高度な連携によって、生産スピードの異なる工程間搬送においても最適な経路をリアルタイムで構築し、滞留の少ない効率的な搬送が可能になる。

同社によると搬送自動化の需要は高まっているが、多数のモバイルロボット群を制御するには、ロボットのモデル別や工程毎に異なる管理システムが必要で、重量物をスムーズに搬送するためのシステム毎の投資・管理工数の確保が必要、などの課題がある。これらを解決するため、独自のソフトウェア技術によって、可搬重量の異なるモバイルロボット毎にシステム構築をする必要が無く、ひとつのシステム上で複数台を統合制御できるモバイルロボットを開発した。ことし中には、900キロまでの中可搬重量域のモデルを追加するという。

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LOGISTICS TODAY編集部
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