ロジスティクス郵船ロジスティクスは18日、中国・ラオス間の鉄道を利用した、鉄道とトラックの複合一貫輸送サービスを開始したと発表した。同社の国際ネットワークを活用し、集荷から通関、配送まで一貫して請け負うだけでなく、GPSを使って輸送状況を可視化できる。
2021年に開通した、中国の昆明とラオスのビエンチャンを結ぶ中国ラオス鉄道を活用する。従来はASEAN(東南アジア諸国連合)の近隣諸国間の輸送はトラックが主流で、中国と隣接するラオス、ベトナムなどとの国境で陸路が混雑することが多かったが、同鉄道の開通によりリードタイムの安定と輸送の大量化が実現した。
複合一貫輸送は陸路の混雑や海上輸送の混乱時のBCP対策として有効で、鉄道輸送の利用によるCO2排出量削減効果もある。今後は輸送需要の拡大が見込まれる中国の主要都市と、タイやベトナムなどメコン地域を中心としたASEAN諸国を鉄道やトラックでつなぐ複合一貫輸送の拡充を図る。
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