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鉄道含む複合輸送展開、紅海周辺の紛争受け郵船ロジ

2024年2月14日 (水)

ロジスティクスアジアと欧州を結ぶ海上輸送の要衝である紅海や周辺海域で、一部の船舶が武装組織から攻撃を受ける紛争が発生したことを踏まえ、郵船ロジスティクスは14日、こうした情勢の影響と同社の対応について公表した。

紅海などでの海上交通は不安定な状況が続いており、船舶の運航停止やアフリカ喜望峰を経由する迂回航路の選択を余儀なくされている。郵船ロジでは、日本を含むアジア発欧州向けの輸送において、海上輸送と鉄道輸送または航空輸送を組み合わせた複合輸送サービスを展開しているという。

▲複合一貫輸送サービスで使用される鉄道車両(出所:郵船ロジスティクス)

同社は、中国と欧州を結ぶ貨物鉄道「中欧班列」を利用した輸送サービスを提供している。中欧班列は年間運行便数が1万5000便を超え、輸送量も大幅に増加しているという。航空輸送より安価なだけでなく、海上輸送より早い輸送を実現できる。同社では、中欧班列の主要拠点である中国やドイツを中心に担当者を配置し、きめ細かいサービスを提供しているという。

また、海上輸送と鉄道輸送を組み合わせた日本・アジア発欧州向けの複合一貫輸送サービスも提供している。日本発の場合、中国・青島港まで海上輸送した後、積み替え拠点の西安駅までトラックで輸送。その後、中欧班列に接続して欧州各地まで鉄道輸送をしている。

▲欧州向け鉄道輸送ルート(クリックで拡大)

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LOGISTICS TODAY編集部
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