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簡易アプリ開発で配送業務DX、洛西貨物自動車

2023年7月27日 (木)

調査・データアステリアは26日、プログラミング言語の知識がなくてもモバイルアプリの開発が可能なノーコード作成ツール「プラティオ」が、自動車部品を主流に運送を手がける洛西貨物自動車(京都市伏見区)に導入されたと発表した。プラティオで開発されたアプリによって同社の配送業務DX(デジタルトランスフォーメーション)につながったとしている。同社は開発したアプリを「ぴくラビ」という名称で外部提供も始めている。

洛西貨物自動車では従前、信頼関係にある一部の荷主などの取り引きにおいて、対面での管理文書のやり取りを省略することがあり、そのために配送状況の問い合わせが多くなるなど窓口担当やドライバーの負担になっていた。管理文書を省いたことから配送記録が残らず、配送遅延や貨物破損などのトラブルにもつながるという課題があった。

そこで同社はプラティオを導入し、集荷や配送時の写真や位置情報を手軽に共有できる配送記録アプリを開発。これはアプリ開発未経験の営業部長が2日で作成したという。ドライバーはアプリで配送予定を登録し、貨物の積み込みと納品時にその様子を写真で登録すれば、同社の窓口担当者や荷主に自動共有される仕組みとした。

このアプリを使ったところ問い合わせは激減し、窓口担当者やドライバーの負担軽減につながった。貨物の紛失や破損が疑われる場合には、配送記録を証拠として迅速に原因調査できることから大きなトラブル防止にも役立っている。また、配送記録情報を活用して配送計画や必要車両数の見直しなど、効率化やコスト削減にも効果を発揮しているという。

▲配送記録アプリの概要(出所:アステリア)

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LOGISTICS TODAY編集部
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