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JR貨物、鉄道荷役に特化したドライバーアプリ開発

2019年8月9日 (金)

サービス・商品日本貨物鉄道は8日、貨物駅構内のトラック荷役作業の効率化と構内に出入りするドライバーの利便性向上を目的に、貨物駅の荷役作業に特化したトラックドライバー向けアプリを開発していることを明らかにした。2021年度の本格稼働を見込む。

2020年度下期に数駅で実施するという試験導入では、「列車位置・遅延情報参照機能」「コンテナ位置情報参照機能」「駅からのお知らせ機能」「コンテナ持ち出し・持ち込み時間予約機能」の4つの機能を先行リリース。

ドライバーは「列車位置・遅延情報参照機能」を利用することで、配達伝票のバーコードを読み込ませて当該列車の位置と遅延情報を確認できるほか、「コンテナ位置情報参照機能」では、駅構内の全体図に現在地と目的のコンテナ位置が表示され、詳細図を参照すると目的のコンテナ以外の周辺コンテナ留置情報も合わせて表示され、フォークリフトオペレーターから音声案内を受けることも可能。

また、「駅からのお知らせ機能」では駅の担当者から作業番線や入線時刻変更などの情報が手に入り、「コンテナ持ち出し・持ち込み時間予約機能」では予約機能のほか駅の混雑予測も参照することができるという。

こうした機能を用いることで、ドライバー待機時間の削減とそれに伴うCO2排出量の削減、構内混雑緩和によりトラック事故の削減を目指す。