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独自のモバイルアプリ内製で配送管理を効率化

2023年4月27日 (木)

サービス・商品アステリア(東京都渋谷区)は27日、モバイルアプリを簡単に作成・活用できるクラウドサービス「Platio」(プラティオ)が、宅配水事業を展開するナックに導入されたと発表した。プラティオは、プログラミングの知識がなくても100種類以上のテンプレートを使って、自社の必要にマッチした業務アプリの作成・調整ができる。

▲Platioによる「配送管理アプリ」画面イメージ(クリックして拡大、出所:アステリア)

社内全体で業務効率化を推し進めるナックでは、毎日1人当たり60件の複写式伝票を配送順に並び替え、帰社後には伝票情報を基幹システムに転記しており、紙の紛失や手作業による作業ミス、また作業工数の増加が課題だった。問題解決のためには、地下や高層階など電波が届かない場所でもオフラインで利用できるシステムが必要であり、このほど、プラティオを使って独自の配送管理アプリを作成した。

▲モバイルプリンターで印刷した納品書

プラティオで作成した配送管理アプリを基幹システムと連携させ、アプリに配送情報を自動連携させることで、400人の配達員は伝票ではなくスマホで当日の配送先を確認できるようになった。また、配送時はアプリのモバイルプリンターを連携させ、納品伝票を印刷、配送の実績入力もアプリで完結する。結果として、「配送員の作業時間が40分から5分に短縮され、年間5万6000時間を削減できた」という。

現在は直営店のみで導入しているが、今後は加盟店にも導入を展開し事業全体のサービス品質を向上させるとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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