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住友商事、カザフスタンでレアアース事業を開始

2012年11月5日 (月)

拠点・施設住友商事は5日、カザフスタンの国営原子力公社カザトンプロム(アルマティ市)との合弁会社「サレコ」が、2日にステプノゴルスク市の同社工場で、ウラン鉱石残渣を活用したレアアース事業を開始した、と発表した。

サレコが生産を開始するのは、レアアース混合物(混合炭酸希土)で、ハイブリッド車や電気自動車の普及で今後も需要の増加が見込まれるジスプロシウムやネオジムを豊富に含んでいるのが特徴。

初期段階では年間1500トンの生産を目指し、来年1月から日本向けの輸出を開始する見通し。今後は信越化学工業から技術協力を得て、レアアース混合物から元素を分離・高純度化する生産体制の確立も視野に入れて取り組む。