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タカラバイオ、中国子会社がGMP製造施設を新設

2012年11月5日 (月)

メディカルタカラバイオは5日、中国子会社の宝日医生物技術(北京)(北京市)が、がん免疫細胞療法などに用いられる抗体などのGMP製造(医薬品の製造管理、品質管理基準に準拠した製造)施設を新設する、と発表した。投資額は1億5000万円で、現行工場内に新設し、来年7月の完成を目指す。

宝日医は、がん免疫細胞療法用の培地やバッグを中国の医療機関向けに販売しており、中国では、がん免疫細胞療法が広がりを見せ、細胞医療用培地・バッグ製品の売上が急速に拡大しつつある。

宝日医は、細胞医療事業をさらに拡大するため、がん免疫細胞療法で投与されるリンパ球の培養(体外で活性化、増殖)に必須の抗CD3モノクローナル抗体などのタンパク質製品のGMP製造を行う施設を、2010年7月に建設した工場棟内に新設、14年初めに製造・販売を開始する。