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三井倉庫、iPS細胞含む臨床研究検体向け一貫物流開始

2019年1月31日 (木)

話題三井倉庫ホールディングスは1月31日、中核事業会社の三井倉庫が「iPS細胞を含む臨床研究検体などの極低温管理・保管・輸送一貫サービス」の提供を開始したと発表した。三井倉庫が関西地区で運営する医薬品専用施設内で18年12月末に最初の拠点を開設した。

▲極低温保管タンク

GMPに準拠した高品質な極低温保管輸送ワンパッケージサービスの提供を1月から開始したもので、土砂は15年8月から、京都大学iPS細胞研究所(CiRA)と「再生医療用iPS細胞ストック」の輸送用専用容器の開発、輸送サービスの開始を機に、製薬企業、研究機関などから検体試料の極低温輸送を受託し、臨床研究領域で実績を積み上げた。

これと並行し、患者の同意を得て提供された血液・組織などの生体試料を極低温下で保管する「倉庫」とその試料に関連する治療・検査の記録などの臨床情報を保管する「データベース」からなるバイオバンクについて、4年にわたって岡山大学大学院医歯薬学総合研究科と共同研究を行い、極低温下における保管管理ノウハウを蓄積。

これらの実績、ノウハウを組み合わせ、検体試料など極低温管理が必要な先端医療製品を取り扱う製薬企業や研究機関向けのサービスとして、ワンパッケージサービスを構築した。