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ハコブ、秋田から首都圏向け青果物輸送実証に参画

2023年8月17日 (木)

調査・データHacobu(ハコブ、東京都港区)は17日、国土交通省や秋田県トラック協会による「首都圏向け青果物の物流効率化実証実験」に、コンサルティングパートナーとして3年連続で参画すると発表した。同実証では、各JA集積所から青果物をハブ拠点に集約後に首都圏市場に輸送する「集荷・幹線便」と、各JA集積所から直接首都圏市場に輸送する「直送便」を組み合わせ、積載率向上と拘束時間削減を目指す。

▲実証実験の概要(出所:ハコブ)

出荷前日の午前中に各JA集積所から報告を受けた出荷数量情報を物量データに変換し、最適な配車計画を同日午後に作成、配車調整することで、毎日の出荷内容に応じた最適な輸送ルートや台数を導き出す。加えて、集荷ルートやハブ拠点への入出庫時間、ハブ拠点での作業時間、輸送時間などのデータを分析し、サプライチェーン全体の最適化を促進する。

(出所:ハコブ)

秋田県は各JA集出荷拠点間の距離が長く、集荷に時間がかかることに加え、首都圏の卸売市場までは600キロを走行する必要があり、荷役作業時間や待機時間を加えると1日の拘束時間が長時間に及ぶため、国交省や同県トラック協会をはじめ、県内の運送業この問題解決のため同実証実験を進めている。

2021、22年に実施した実証では、集荷輸送と幹線輸送を分離し、効率的な集荷ルートの見直しやハブ拠点の設置などを行った結果、長距離トラックドライバーの労働時間は25%、トラックの総活動時間は22%減少した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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