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全農物流とupr、米穀輸送パレット化で協業

2023年9月12日 (火)

(出所:ユーピーアール)

フードユーピーアール(upr)は12日、全農物流(東京都千代田区)と米穀のパレット輸送を拡大するためのパレット管理システムを共同開発し、ことし4月から運用を開始したと発表した。重くて手荷役負担が大きい米穀紙袋輸送のパレット化を推進するため、物流資材となるパレット利用と管理を効率化することで輸送力の確保を試みる。

システムではまず、従来のパレットに関する煩雑な手続きや管理体制をデジタル化。電話やファクスに依存していたパレットのレンタル・返却依頼をウェブサイトはウェブサイト上で、棚卸しチェック表や入出庫伝票などの帳票類、レポート出力などはシステムからできるようにした。

米の品名、重量、産地などの積み荷情報や、ネステナーなどのレンタルパレット以外の物流機器の管理状況も、ユーピーアールと全農物流で相互把握が可能となった。システムの現状の利用範囲は両社のみとなっているが、2024年10月からは産地の全農(全国農業協同組合連合会)やJA(農業協同組合)、持ち込み先の精米工場などにもシステム利用を拡大する予定だ。

▲パレット管理システム導入後の運用スキーム

ユーピーアールと全農物流、全農は20年から米穀のパレット輸送を共同で開始し、倉庫から精米工場までユーピーアールのレンタルパレットを活用した一貫輸送を推進してきた。パレット利用が今後増加することを見据え、事務処理の効率性に欠けていた従来システムを刷新するため、管理システムの共同開発に着手した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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