イベントシーイーシーは「国際物流総合展2023 第3回 INNOVATION EXPO」で、バース管理システム「LogiPull」(ロジプル)の成田国際空港への導入事例を紹介している。
成田国際空港ではトラック待機問題が長年の課題となっており、課題解決のために輸出貨物の搬入にロジプルを導入、トラック待機場も新設した。1日あたり2000台のトラックの予約を受け付けているという。従来は受付でトラックドライバーが紙の台帳に記入し、身分証を確認するなどアナログな運用だったが、ロジプルでは待機場の入り口にあるカメラで車番の認識と予約の照合をすぐさま行えるようになった。
また、バースに空きがあればサイネージに目的地を示して指定の上屋に誘導、混雑している場合は待機してもらい、順番が来たら自動音声電話で上屋に誘導するなど、一連の手続きから上屋への誘導を完全自動化している。ドライバーの利用率も高く、導入当初から搬入車両の96%から予約があり、現在はほぼ100%の車両が使用しているという。
シーイーシーは物流展で、自動化をコンセプトにブース展開。同社エリア統括事業本部西日本サービス事業部第二サービス部の西山充氏は「システムだけでなく、上屋への誘導といった自動化を強みにしている会社だと認知してもらいたい」と同社の技術力を周知したい考えだ。
成田国際空港がロジプルの導入を決めた理由にはカスタマイズの対応力の高さも挙がっており、エリア統括事業本部西日本営業部の室井颯文氏は「事業者ごとのカスタマイズも強み。まずは相談してもらって、ともに課題解決につなげていきたい」と語した。
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