サービス・商品バース管理システムの「LogiPull」(ロジプル)を提供するシーイーシー(CEC、東京都渋谷区)は、三菱電機ロジスティクスへのロジプル導入事例を公開している。三菱電機ロジはロジプル導入により、物流拠点でのトラックの渋滞を解消し、誘導員の配置も不要となるなど、省人化やスペースの効率化を達成した。
ロジプルを導入しているのは、三菱電機ロジの広畑グローバルロジスティクスセンター(兵庫県姫路市)で、2021年8月の完成時から導入している。当センターは、三菱電機の広畑工場が生産する自動車電装品の物流拠点。製品を出荷するだけでなく、工場で必要な部品の保管場所としての機能も担っている。
同センターでは、当初から自動化による省人化を図っており、トラックの渋滞を回避し、ドライバーの待機時間を削減するためロジプルを導入した。カメラによる車番認証とICカードによるドライバーの認証で、トラックの入退場管理を省人化し、ICカード導入によるカスタマイズ化もスムーズに導入してきたという。また、バース予約やトラック入退管理、車両誘導のシステムがパッケージ化されているため、別のシステムを導入することなく運用できている。
同システムの導入によって渋滞が解消され、車両誘導の必要がなくなったため、警備員は一般外来受付の業務に専念できるようになったほか、ドライバーの負担も軽減。バース以外にトラックの待機スペースを用意する必要もなくなり、敷地を効率的に活用できている。同センターでは、蓄積したバース稼働情報をさらなる効率化に活用していくとしている。
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