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TNT、2011年にボーイング777貨物輸送機を3機導入

2010年10月21日 (木)

ロジスティクスTNTは21日、子会社のTNT航空がグッゲンハイム・アビエイション・パートナーズLLC社と、3機の新しいボーイング777-200長距離貨物輸送機(LRF)のリース契約を締結したと発表した。1機目の航空機は2011年7月に引き渡されて運航を開始、残る2機は、11年末に運航が開始される。

 

導入する輸送機は、欧州とアジアを結ぶ長距離ルートに投入する。TNTは現在、これらのルートを自社所有のボーイング747-400ERF2機と短期リースの同2機で運航しており、新たにボーイング777貨物輸送機を導入することで、長距離輸送サービスの短期リース契約に依存する割合を減らしながら、アジアでのTNTの成長を支えるのに必要な貨物輸送能力を確保することができる。

 

ボーイング777貨物輸送機は、最大107トンの貨物を積載することができ、長い航行距離が特長。1万3000キロメートル以上の距離ではボーイング747型機よりも多くの貨物を積載することができる。

 

グッゲンハイム・アビエイション・パートナーズLLCは、新規、中古の商用航空機を購入し、国内・国際航空会社、国内・国際貨物航空会社にリースする資産運用会社。05年に最初の商用航空機ファンドを設立し、07年に総額7億3700万ドルの資本コミットメントを確保、2番目のファンドを閉鎖している。現在、27億ドル超の商用航空機資産を運用しており、世界中の航空会社や貨物航空会社に多数のボーイング、エアバス航空機をリースしている。