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ヤマト、宅急便網活用でコロワイド給食事業を支援

2023年9月19日 (火)

(出所:ヤマト運輸)

ロジスティクスヤマト運輸とコロワイドは19日、コロワイドグループの給食事業の強化に向け、ヤマト運輸の3温度帯(常温、冷蔵、冷凍)物流ネットワークを活用した新しい物流スキームの運用を15日から開始したと発表した。

具体的には、コロワイドの給食事業における食材出荷業務をヤマト運輸の3温度帯に対応した物流施設に移管し、将来の出荷能力の拡大に柔軟に対応できる出荷・納品体制を整備する。「宅急便」ネットワークを組み合わせ、多頻度小口配送を可能にし、出荷・納品の安定性を向上させます。

また、積載量が少ないチャーター輸送から宅急便ネットワークへの輸送切り替えにより効率性が高まり、温室効果ガス(GHG)排出量を削減するとともに安定した輸送力を確保する。さらに、食材の納品時間の変更により、食材の納品・検品がより効率的に行え、給食提供先の生産性向上が期待できる。2024年3月までに、コロワイドグループのすべての給食提供先で新しい物流スキームへの切り替えを完了する予定だ。

▲給食提供先スタッフの生産性向上イメージ(クリックで拡大)

コロワイドグループで商品化計画を担うコロワイドMD(横浜市西区)とヤマト運輸は、外食産業の変化に対応した持続可能なサプライチェーンを構築するため、ことし3月にリードロジスティクスパートナー(LLP)協定を締結しており、今回の物流スキームが第1弾の取り組みとなる。

ヤマト運輸とコロワイドグループは今後、両社の知見とノウハウを生かし、外食事業のマーケティング名目の店舗や郊外店舗の物流効率化、個人向けEC(電子商取引)や外販事業の展開、海外事業など幅広い事業領域への展開を検討する。

▲両社が目指すサプライチェーンの全体像(クリックで拡大)

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LOGISTICS TODAY編集部
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