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日本梱包運輸倉庫、岩手県の産業集積地に新拠点

2023年9月21日 (木)

拠点・施設日本梱包運輸倉庫は20日、岩手県金ヶ崎町に新拠点「金ヶ崎倉庫」(仮称)を建設し、2025年2月に営業を開始すると発表した。北は北上市、南は奥州市に挟まれた金ヶ崎エリアは、半導体や自動車、医薬品などの産業が集積する岩手中部(金ヶ崎)工業団地があり、近年でも半導体や自動車関連企業の進出が目立っている。同社はこのエリアでの物流・倉庫需要の高まりに合わせて事業拡大を図るため、中継輸送拠点の能力強化、北東北エリアに向けた配送能力を拡大させる。

▲「金ヶ崎倉庫」(仮称)の完成イメージ(出所:日本梱包運輸倉庫)

金ヶ崎倉庫(仮称)は東北自動車道・北上金ヶ崎インターチェンジ(IC)から3.7キロ、水沢ICから5キロと近く、国道4号線に面した位置にあり、北上市や奥州市、金ヶ崎町の各工業団地へ車で30分以内にアクセスできる利便性の高い立地となっている。

倉庫は2階建て鉄骨造で、延床面積は2万6151平方メートル。貨物用エレベーター5基にコンテナピット2レーンを配備し、2階の一部区画には空調設備の導入も予定している。全天候型のインナーバースや高床ホームを備えるなど、さまざまな天候や車両に合わせた荷役作業が可能だ。

同社は新拠点を北上営業所(北上市)を母体とした北東北エリアへのハブ拠点として展開し、同社グループの物流動線を生かした付加価値の高い物流サービスの提供を図る。

今回の日本梱包運輸倉庫のように、東北の産業集積地周辺の物流需要を取り込む動きが活発化してきている。LOGISTICS TODAYでは近く、東北の物流の要衝として君臨する仙台と、北東北へのハブ拠点として注目度が高まっている盛岡を中心に、東北の物流動向に迫った特集を展開する。

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