サービス・商品川崎汽船とTIS、AI(人工知能)を活用したデータ分析を手がける澪標アナリティクス(東京都江東区)は21日、スマートフォンで撮影した画像から、AIを活用して水面と船体の側面にある喫水の深さを示すマーク(ドラフトマーク)を認識し、波の影響を排除して正確な喫水をリアルタイムで表示する喫水計測アプリケーションを共同開発したと発表した。3社は7月末に、同アプリの特許を出願済み。
ばら積み船では貨物の重量を算定するために喫水を計測しているが、船の乗組員や船舶の損害を調査するサーベイヤーによる目視で行われており、波浪の影響を受ける錨地での計測では、熟練の海技者でも計測に誤差が生じるなどの課題があった。同アプリではTISと澪標のAI・データ分析サービスとスマホを組み合わせることで、従来の海技者の経験に頼っていた目視での喫水計測をAIで補完する。
スマホ端末内で計測処理が完結するため、海上でのネット通信が利用できない場所でも使用可能だ。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com