西鉄が天神大牟田線で貨客混載、輸送時間半減

（イメージ）

フード西日本鉄道は21日、西鉄天神大牟田線で貨客混載事業の実証実験を、同日と28日の2回にわたって行うと発表した。西鉄の列車を活用した貨客混載は3例目。

実証では、当日朝に収穫した野菜を大牟田駅（福岡県大牟田市）に停車中の急行列車に積載し、西鉄福岡（天神）駅まで輸送。到着後は駅に直結するスーパーマーケット内特設ブースで店頭販売を行う。大牟田市内から福岡市内を列車で輸送することで、トラックによる輸送と比べて時間が半分に短縮され、新鮮な野菜を届けられるようになるほか、環境負荷低減やトラックドライバー不足への対応にも寄与する。

西鉄グループの長期ビジョンにもある地産地消によるカーボンニュートラルを目指す取り組みの一環で、西鉄の鉄道事業本部と物流の労働規制などに課題を抱える西鉄ストア（福岡県筑紫野市）、販路の新規拡大を模索する生鮮野菜の生産・販売を手がけるNEW NORMAL（大牟田市）とニーズが合致し、今回の実証に至った。

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LOGISTICS TODAY編集部
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