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三井不動産、神奈川・座間市の物流施設が完成

2023年9月29日 (金)

▲「MFLP座間」(出所:三井不動産)

拠点・施設三井不動産は29日、神奈川県座間市の芝浦機械相模工場の一部敷地で開発していた「MFLP座間」が完成したと発表した。

同施設は延床面積13万4000平方メートル、地上4階建てのマルチテナント型物流施設。ダブルランプウェイを設け、1階トラックバースは国際基準の45フィートコンテナ車両に対応する。トラック出入り口に車番認証システムを設置し、テナント企業はバース予約システムを導入することでトラック入庫を事前把握できるようにするなど、ドライバーの待機時間短縮に寄与する。

▲高速道路へのアクセスは良好(クリックで拡大)

同施設は東名高速道路・綾瀬スマートインターチェンジ(IC)から4.5キロ、同横浜町田ICから6キロ、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)・厚木ICから9キロと近く、国道16号線も利用可能で、首都圏だけでなく、全国各方面への輸送効率が高い立地だ。JR線直通の相鉄本線さがみ野駅からは徒歩11分と、雇用確保にも優位性が高い。

また、同施設が接する国道246号の渋滞悪化を避けるため、東原5丁目交差点の下り線の右折レーンを20メートルから85メートルに延伸。同国道で問題となっている慢性的な渋滞の悪化を防止する。

▲東原5丁目交差点・下り線右折レーン延伸工事の概要

▲防災パーク

免震構造を採用し、72時間対応の非常用発電機を有するするなど、災害・BCP対策も高水準で、敷地内の一部を地域の防災拠点として整備する。座間市とは防災協定を締結しており、災害時には同施設を拠点とするほか、地域住民や消防署などの防災訓練の場としても開放。敷地東側の一部と隣接する公共歩道の一部を防災パークとして整備し、災害時には防災テントやマンホールトイレの設置場所として使用するほか、太陽光発電による電力供給でスマートフォン充電が可能なベンチを設置した。

「MFLP座間」概要

所在地:神奈川県座間市ひばりが丘4-29-1
敷地面積:6万916平方メートル
延床面積:13万4072平方メートル
規模・構造:地上4階建て・RC-S造(倉庫)、S造(ランプウェイ)、免震構造
着工:2022年6月13日
竣工:2023年9月29日


(左から)ラウンジ、ドライバー専用休憩室

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