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大王製紙G、2拠点に段積み対応の無人フォーク導入

2023年10月4日 (水)

荷主大王製紙は4日、大王グループの物流を担うダイオーロジスティクス(埼玉県行田市)が運営する工場併設の物流センター「エリエールロジスティクスセンター富士南陵」と「エリエールロジスティクスセンター富士北山」の2拠点に、無人フォークリフト(AGF)を計6台導入すると発表した。

▲AGFの使用イメージ(出所:大王製紙)

導入されるAGFはBALYO(フランス)製。国際規格に準拠した360度のLiDARセンサーや安全センサーを搭載し、独自のアルゴリズムを使用してマッピングを生成、周辺情報を取得することで自身の位置を特定するため、倉庫内にガイドや磁気ライン、反射板の設置は不要となり、製造ラインの停止を最小限に抑える。また、複数のセンサーで障害物を感知しての自律移動が可能。リフト部分に搭載された3Dカメラを通し、製品パレットを直接複数段積み上げることができる。

AGFの導入は今回の2拠点にとどまらず、ホーム&パーソナルケアや紙・板紙部門の物流センターへの導入も検討する。商品を積み付けるパレットにRFIDを貼付することで、在庫変動の自動認識を行う仕組みの導入も検討するなど、物流に関連する労働環境改善を継続的に進める。AGFの輸入、設置はダイオーエンジニアリング(愛媛県四国中央市)が行う。

大王グループはこれまで、サントリーとの共同リレー輸送や競合する日本製紙との海上共同輸送、ダブル連結トラックによる四国内などでの中継輸送実証など、トラックドライバーの労働環境改善や、時間外労働規制の厳格化に対応する取り組みを積極的に行っている。

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