郵船ロジ、審決取消訴訟敗訴で上告せず

話題郵船ロジスティクスは22日、今月9日に審決取消訴訟で敗訴したことを受け、上告しないことを決めた。

同社は2009年3月、独占禁止法に違反しているとして公正取引委員会から排除措置命令、課徴金納付命令を受けた。同社は翌月、公取委に対して審判請求を行ったが、2011年7月に請求棄却の審決を受けたため、同年7月29日に東京高等裁判所に審決取消訴訟を提起。今月9日に東京高裁が請求棄却の判決を言い渡した。

同社は「判決内容を精査し、慎重に検討を重ねた結果、判決には承服しえないところがあるものの、総合的に判断して上告しないことにした」としている。