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小田急不、福岡空港近くに九州初の物流施設完成

2023年10月5日 (木)

▲「小田急不動産ロジスティクスセンター福岡志免」(出所:小田急不動産)

拠点・施設小田急不動産(東京都渋谷区)は5日、福岡県志免町のマルチテナント型物流施設「小田急不動産ロジスティクスセンター福岡志免」が、9月30日に完成したと発表した。同社では初となる九州での物流施設開発となり、半導体需要もあって物流施設需給がひっ迫している同地の保管ニーズを取り込む。

▲広域周辺図(クリックで拡大)

同施設は地上3階建て鉄骨造、延床面積は1万1366平方メートル。九州エリアの物流の大動脈である九州自動車道・福岡インターチェンジ(IC)と大宰府ICの中間に位置し、福岡都市高速を利用することで福岡市内へ容易にアクセスが可能だ。また、福岡空港の近くに位置するため、航空貨物の配送拠点としても需要の高いエリアとなっている。建物は2テナントが分割して利用できる汎用性の高い設計で、事業規模に応じた拠点ニーズに対応。大型トラックと普通自動車用の出入り口を完全に分離することで、安全で効率的な動線を確保した。

また、外壁材にはサンドイッチパネルを採用し、LED照明と高効率空調機器を設置するなど、環境にも配慮した設計で、国土交通省の基準に基づく第三者認証制度BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)最高ランクの5つ星を獲得している。

現在はテナント募集中で、10月18日から20日の3日間にわたり、テナントや仲介業者向けに内覧会を開催する予定。

「小田急不動産ロジスティクスセンター福岡志免」概要

所在地:福岡県糟屋郡志免町田富2-391
アクセス:福岡都市高速・西月隈出入口から4.1キロ、九州自動車道・福岡ICから9キロ、同太宰府ICから9.4キロ、福岡空港から5.4キロ
規模・構造:3階建て、鉄骨造
敷地面積:6209平方メートル
延床面積:1万1366平方メートル
床荷重:1.5t/m2
柱スパン:10.5メートル×11メートル
梁下有効天井高:4.1-5.6メートル
設備:トラックバース10台、トラック待機場2台、垂直搬送機2基、荷物用EV2基、普通乗用車用駐車場26台分

▲トラックバース

▲荷物用エレベーターと垂直搬送機

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LOGISTICS TODAY編集部
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