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小田急不が中部圏初開発、物流施設を来夏完成へ

2021年11月4日 (木)

拠点・施設小田急不動産(東京都渋谷区)は4日、愛知県一宮市で物流施設の開発に着手したと発表した。2022年8月に完成する予定。小田急不動産による中部圏での初の開発案件となる。物流施設の空室率が低水準で推移する中部圏で、荷主企業をはじめとする高いニーズに対応することで、地盤とする関東圏以外のエリアにおける収益の獲得につなげる戦略だ。

今回の開発地は、名神高速道路「一宮インターチェンジ(IC)」から5.8キロメートル、名古屋高速16号一宮線「一宮中入口」から2.5キロメートルに位置。名古屋市を中核とした消費地への配送拠点や中部圏の広域配送拠点として、さらには関東圏と関西圏をつなぐ中継拠点としても需要の高い立地だ。自家用車での通勤圏に住宅地も多く立地することから、従業員確保の観点からも優位性の高い。

小田急不動産は、4層ボックス型のドライ倉庫施設を計画。敷地の一部を歩道状空地として開放するほか、トラックバース側には遮音壁を備えるなど、周辺環境にも留意した仕様とする。

■開発物件の概要
所在地:愛知県一宮市貴船町3-7他
敷地面積:1万3246.81平方メートル
延床面積:2万6967.97平方メートル(予定)
構造:鉄骨造、地上4階建て
トラックバース:22台分(高床式)
トラック待機場:8台分
駐車場:普通車用78台分、軽自動車3台分