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TNTコリア、韓国・東亜製薬とコールドチェーン契約

2012年12月5日 (水)

メディカルTNTエクスプレスは4日、TNTコリアが東亜製薬とコールドチェーン契約を締結した、と発表した。

市場の拡大が見込まれるブラジルと韓国との間で、温度管理されたバイオ医薬品などの航空貨物輸送を行うもので、年間52万ユーロ(5540万円)の大型契約となっている。

TNTでは、ことしからワクチンやインスリンなど、温度変化に敏感な医薬品を大量に輸送可能な「ファーマセーフ」サービスをヘルスケア業界向けに提供しており、貨物の位置と温度をリアルタイムで追跡できる点や、価格優位性などが評価された。

東亜製薬は1932年に設立された韓国最大の医薬品メーカーで、2017年までに海外売上比率を40%に伸ばす戦略を打ち出している。

TNTコリアはことし、業界で初めて韓国食品医薬品安全庁(KFDA)からKGSP(韓国での医薬品の供給、品質管理に関する実践規範)認証を取得したほか、官庁による厳格な規制を順守するため、3月からソウルにあるTNTヘルスケア・センターのインフラの改築・拡張を実施している。