ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

オリックス、韓国のエネルギー会社に資本参加

2012年12月6日 (木)

荷主オリックスは6日、韓国の有力エネルギー会社「STXエナジー社(ソウル市)に資本参加すると発表した。

STXグループなどが保有するSTXエナジー社の普通株式を譲り受けるとともに、新規発行される優先株式を引き受け、最大49.9%の持分を取得する。

STXエナジー社は、コジェネ(電熱併給)事業、卸電力(IPP)事業、油類事業などを手掛けるエネルギー事業会社で。主力のコジェネ事業では、韓国の2か所の産業団地で大型コジェネ発電所を運営している。

IPP事業では、韓国電力公社(KEPCO)の発電子会社の韓国東西発電との共同出資により、韓国で初めての民間企業による石炭焚きIPP事業として、韓国江原道で高効率で環境負荷の少ない超々臨界圧石炭火力発電所の開発を進めている。

発電規模は1190MW(119万キロワット)の予定で、2016年の商業運転開始を目指しており、IPP事業を新たな収益の柱としていく計画。

オリックスは、資本参加に伴い員を選任・派遣し、共同経営体制を構築してSTXエナジー社の経営全般に参画する。

これにより、既存事業のさらなる向上を図るとともに、建設中の超々臨界圧石炭火力発電所の安定稼動に向け共同で事業を推進していく。