関通が河出興産M&A、出版物流子会社設立

M&A関通は15日、出版物物流などを手がける河出興産（埼玉県所沢市）から、出版物の物流サービス事業とEC（電子商取引）事業者向けの物流サービス事業、これらに付帯する事業を譲受し、その事業会社として100％子会社の「関通ネクストロジ」を12月1日付で設立すると発表した。取得額は非公表。

河出興産は主に出版社に対し、出版物の入庫や在庫管理、返本管理、改装、出庫などの物流サービスを提供しており、出版社の代行倉庫業として一定のシェアを誇る。関通は河出興産の事業に対し、ITを活用した事業変革や業務改善などには余地があると判断し、このたび事業を譲受するとともに、関通が培ってきたITサービスの利用技術を出版物流分野に取り入れることで、より付加価値の高い物流サービスを構築する。

譲り受ける部門の直近事業年度である2023年6月期の売上高は13億4600万円、経常損益は1億3000万円の赤字。取り引き継続の見込みがない取り引きは除外する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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