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川崎汽船、RORO船自動運航システム実証を実施

2023年11月27日 (月)

ロジスティクス川崎汽船は27日、日本財団が推進する無人運航船プロジェクト「MEGURI2040」において、船上システム単独機能で構成する自動運航システムの海上実証実験(PoC)を、既存RORO貨物船の営業航路である日立港と釧路港間往復1600キロで実施したと発表した。

▲第二ほくれん丸(出所:川崎汽船)

同社が運航する総トン数1万1413トンの大型RORO船「第二ほくれん丸」に自動運航システムを搭載し、ことし10月1日から全3航海に渡って実証実験を実施し、沿岸航行では自動運航システムによる認知・分析・判断が高い精度で実行されることを確認した。

実験区間では、乗組員による運航体制を維持したまま自動運航システムを用いて航行し、避航が必要な状況では安全に相手船を避ける避航ルート提案や操舵制御が実施され、自動運航システムは、正常動作する運航設計領域(ODD)内で、システム稼働率平均96%を実現させた。

同社は、日本無線、YDKテクノロジーズ、川崎近海汽船とともに、2025年の実証実験に向けて船上システムの高度化や、あらゆる船種に導入可能な高い汎用性を持つ自動運航システムの開発を進める。さらに、陸上からの同船状況の常時監視や操船補佐を可能にするための陸上システムと船陸間通信システムの開発を実施し、船陸連携技術開発に注力する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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