統合操船者支援システムに基本設計承認、川崎汽船

認証・表彰川崎汽船は12日、日本無線、YDKテクノロジーズ、川崎近海汽船と共に開発を進めている統合操船者支援システムが、日本海事協会から基本設計承認を取得した、と発表した。

基本設計承認は、設計初期の段階の製品に対して、規則類の規定に基づく図面の審査を行い、規則類の点から技術的な実現可能性を確認するために行われる。

川崎汽船は、無人運航船の社会実装を目指した船上システム開発を、日本財団が推進する「無人運航船プロジェクトMEGURI2040」のプログラムで進めている。

統合操船者支援システムは、自動運航システムのコアとなる技術だ。航路上などで他船との衝突危険が予測された場合、避航ルートを自動生成し、避航操船を支援する。

▲避航ルート提案の様子（出所：川崎汽船）

川崎汽船は、21年から共同で操船者の的確な操船判断支援を目的とした統合操船支援システムの研究開発を進め、生み出した技術を活用してプロジェクトに取り組んでいる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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