セイノーグループ、インドネシアでドライバー育成

国際セイノーホールディングスは、グループ企業を挙げて、インドネシアでの有資格者ドライバーの育成を進めている。同国では、営業用トラックの運転免許取得には、「実技」と「筆記」の試験に合格する必要があるが、日本のような教習制度がない。そのため、実技試験の合格が難しく、有資格者採用のハードルが上がっているという。同国特有の社会制度を踏まえて、人材育成を行って、品質の良い貨物輸送サービスを展開するために、同社では自動車教習所も運営している。

現地企業との合弁会社「PTセイノーインドモービルロジスティクスサービス」（インドネシア・ジャカルタ）を設立。グループ会社の「西濃自動車学校」（岐阜県海津市）の全面的な協力のもと、免許取得のための施設設計やカリキュラムの作成、トレーナー訓練などを行い、現地警察とスタッフとで教育プログラムも策定。インドネシアで実輸送を行なっている「PTセイノーインドモービルロジスティクス」（インドネシア・ジャカルタ）の従業員への免許取得サポートを行ってきた。

2020年以降、西ジャワ州のカワラン自動車教習所や東ジャワ州のグレシック自動車教習所を開設し、インドネシア人の従業員5500人が受講した。現在、3か所目となるバウェン自動車教習所を中部ジャワ州で開設の計画をしているという。

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LOGISTICS TODAY編集部
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