J-オイルミルズ、物流適正化へ自主行動計画策定

ロジスティクス味の素グループの食用油メーカーであるJ-オイルミルズ（東京都中央区）は15日、経済産業省、農林水産省、国土交通省が、発荷主事業者・着荷主事業者・物流事業者が早急に取り組むべき事項をまとめたガイドラインを踏まえ、持続可能な物流網構築の推進を目的とした「自主行動計画」を策定したと発表した。

同計画内の物流業務の効率化と合理化においては、荷待ち時間・荷役作業にかかる時間を把握するためトラック予約システムの導入、積載効率向上のため取り引き先へ発注数量の改善依頼、発注から納品までのリードタイム確保と適切な運行スケジュールの構築を図る。

運送契約の適正化においては、荷役作業などにかかる対価として附帯作業を物流事業者と協議して契約書へ明記、サーチャージなどの導入に努める。また輸送・荷役作業の安全を確保するため、異常気象時の運行中止を物流事業者が判断した場合は、その判断を尊重することなどが含まれる。

同社は、事業活動に必要な物流の持続的･安定的な確保を実現させるため、工場間輸送をフェリーにシフトするモーダルシフトや、長時間運行や夜間の仕分業務による物流従事者の負荷を軽減するため、東北・関東・中京でのストックポイントの拡充や開設を行っており、より効率的な安全な運送ルートの構築に取り組んでいる。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

LOGISTICS TODAY編集部
メール：support@logi-today.com