アイグリッドと東急不がオンサイトPPAの新会社

環境・CSRGX（グリーントランスフォーメーション）ソリューションなどを展開するアイ・グリッド・ソリューションズ（東京都千代田区）と東急不動産は15日、完全再生エネルギー由来として認められる非FITのオンサイトPPAを共同開発する合同会社「TLC VPP」を設立したと発表した。第一弾としてことし中に、山口県、石川県の物流施設などでオンサイトPPAを開始する。

オンサイトPPAは、発電事業者であるPPA事業者が需要家の敷地内に発電設備を設置して電気を提供する仕組み。両社は今後3年間で合計100メガワット以上のオンサイトPPA発電所の開発を目標に掲げ、オンサイトPPA施設開発を加速させる。

FIT制度の固定価格買取期間の順次終了に伴って、小売施設や物流施設に太陽光発電を設置し、再生エネルギー電力を直接活用するオンサイトPPA事業が拡大傾向にあり、35年には1795億円規模になるとの試算もある。

アイ・グリッドは子会社のVPP Japanを通じて、施設屋根上に初期費用なしで太陽光発電所を導入するオンサイトPPA事業を展開しており、累計748施設、発電容量171メガワットの実績を有する。東急不動産は全国に太陽光発電事業80件、風力発電事業14件、バイオマス発電事業5件、定格容量1710メガワットの事業展開を行っている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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