アイグリッドが開発1000施設、センコーなど導入

拠点・施設アイ・グリッド・ソリューションズ（東京都千代田区）は12日、オンサイトPPA（発電事業者の負担で自社敷地内に発電設備を設置できるサービス）による施設の屋根上に導入した分散型太陽光発電所の開発実績が累計1000施設（発電容量およそ240メガワット）を超えたと発表した。

同社は2017年よりオンサイトPPAによる開発事業を開始。20年の政府によるカーボンニュートラル宣言によってニーズが大幅に高まり、直近1年間での開発実績では1日1発電所以上のスピードを実現している。さらに事業スキームを拡充し、AI予測による独自の再エネプラットフォームを用いて余剰が生まれる仕組み「余剰電力循環スキーム」を構築、地域金融機関や地域企業との連携による実績も積み重ね、契約社数としてはバローHD、ヤオコー、センコーなど地域のライフライン企業を中心に270社に達しているという。

また、導入施設の多くがスーパーマーケット、ホームセンター、ドラッグストア、物流センターなどのため、停電時でも使える予備電源機能を装備する事は地域レジリエンスの観点からも重要だと考えており、現在では蓄電池の併設も積極的に進めている。

なお同社では、2024年6月期における年間開発施設数が前年で1.5倍、2020年度比ではおよそ7倍のスピードで増加していることから、これら開発した多数の発電所の安定運営のため、2024年9月にはカスタマーセンターを新設した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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