日本ゼオン、アクリルゴムの生産能力を増強

拠点・施設日本ゼオン（東京都千代田区）は27日、子会社のゼオンケミカル社（米国ケンタッキー州）が、ケンタッキー工場のアクリルゴムの生産能力を増強すると発表した。

世界的な自動車生産台数の増加と長寿命化へのニーズを背景に需要が拡大しており、最近では低燃費化の動きに対応するために自動車エンジン内での燃焼温度の上昇、ターボチャージャーシステムの採用などが進み、これらのシステムに対応するため耐熱性・耐油性にすぐれたアクリルゴムの需要が高まっていくとみられている。

こうした世界的な需要拡大に対応するため、アクリルゴム生産工場の生産能力を来年7月稼動を目標に、現行の1.5倍に増強することにしたもの。