ドローンで自動車部品配送、整備工場で実証

▲使用したドローン（出所：日本特殊陶業）

荷主日本特殊陶業は23日、自動車部品を扱うフタバ（熊本市南区）、ドローン物流を手掛けるTOMPLA（トンプラ、新潟市中央区）とともに、1月15日から18日にかけ熊本県御船町で、カーユーザーの利便性向上の可能性確認を目的として、自動車整備工場への部品配送をドローンで行う実証実験を実施したと発表した。

同実験では、正常系シナリオとして、ドローンで運べる部品の種類の見極めや配送に必要な所要時間、効率的な業務プロセスの検討、ドローン機体に要求される仕様について確認した。異常系シナリオにおいては、モーターやプロペラに異常が発生した事態を想定し、操縦士が安全に対処するプロセスを確認した。

同社は今回取得したデータを分析し、サプライチェーンが抱える課題解決に向けて業界特化型のドローン配送システムの構築を目指す。同実験において、日本特殊陶業はドローン配送システム構築とプロジェクト管理を、フタバは部品卸のオペレーション、トンプラは航路設計・実証実験のコーディネートを担った。

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LOGISTICS TODAY編集部
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