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運送事業特化「トラッカーズマネージャー」で見える物流危機の対処法

Azoopが促す、ピンチだからこその運送会社の変身

2024年1月31日 (水)

話題物流危機の最前線に立つ運送会社にとっては、2024年はまさに、危機対応の正念場となる。昨年の貨物運送業の倒産件数は過去最多、中小零細では物価高や人手不足を要因とする倒産が増加しており、働き方改革への対応でますます厳しい経営環境となることも予想される。

ドライバーの労働環境の改善を目的に、その時間外労働に新しい上限を定めた法令改正には、より効率的な輸送への転換や、適正な運賃改正・ドライバーの賃金水準向上とセットで取り組まなければならない。運送事業者としては、一時しのぎではなく、外部環境の変化に負けない経営体質自体の改善を果たすことが急務だ。政府からは標準運賃の改定やドライバーの作業対価水準を示すなどで労働環境の改善を後押ししているが、まずは運送事業者がそれらのバックアップを活用できる企業として経営体質を改善し、データ基盤で経営する企業に「変身」しなくてはならない。

運送業務支援「トラッカーズマネージャー」で原価管理経営へ転換を

Azoop(アズープ、東京都港区)が提供する「トラッカーズマネージャー」は、運送会社に特化した運送業務支援プラットフォームであり、運送会社の経営において重要な「ドライバーの管理」「車両の管理」「運行の管理」を集約・効率化する業務DX(デジタルトランスフォーメーション)を実現、さらにはそれらのデータを経営改善につなげる経営分析・BI(ビジネス・インテリジェンス)へと発展させ、サステナブルな運送事業をバックアップするサービスである。

ドライバー情報や車両情報をエクセルや紙ベースでの管理に頼っていたり、運行管理システムや車両管理システムなど管理項目ごとに異なるツール、担当部署や拠点ごとにバラバラのシステムで管理しているような非効率な運送会社の業務を改善し、ドライバーや車両、お金などの情報を見える化することで、データ基盤の原価計算に基づいた企業経営への転換、変身を促す。

運送会社には、属人的な管理や、前例踏襲主義や勘に頼った経営、慣習や情に流された運送契約などの古い経営体質から変身する意識を持ち、ポスト24年の環境変化にも耐え得る原価管理経営に転換することが求められており、トラッカーズマネージャーはその変革を後押しするプラットフォームと言えよう。

▲「ドライバー管理」「車両管理」「運行管理」の多彩な機能を持つトラッカーズマネージャー(クリックで拡大)

各種情報の一元化で運送事業運営のコストや、トラック一台当たりの収益を可視化し、データを基盤としてドライバーや車両、案件ごとに紐づく収益を瞬時に把握でき、経営改善へとつなげることができる。また、クラウド管理によって、分散する拠点間の情報を一元管理できることも、人材不足が顕著になるなかで、管理業務の圧倒的な効率化に役立つ。

▲クラウド管理の有用性(クリックで拡大)

ドライバーの働き方改善へ、デジタコ自動連携など運送全域をサポート

働き方改革法施行においては、より複雑な運転手の就労状況の管理も大きな課題だ。ドライバーの労働環境の見える化は、不適切な商慣行是正の基盤でもあり、運転時間・休憩時間・荷待ち時間や荷役作業時間ごとの把握も求められるが、その管理にかかる負荷もますます大きくなることが懸念される。運送事業者は、荷主と適正な運賃を協議し、ドライバーの賃金上昇に反映させる責任を負うが、交渉の基盤となるデータ収集、管理、分析、活用の体制が整っていなければ、経営改善に活用することは難しい。荷主との力関係においてもデータに基づいた論理的な交渉ができる事業者に変身することが必要である。

トラッカーズマネージャーは、トランストロン(横浜市港北区)の提供する富士通デジタコのデータを基盤とした運行支援サービス機能との連携機能を備え、ドライバーの日々の日報データと自動連携し、拘束時間、運転時間などの運行実績の自動集計ができるほか、配車表にデータを反映することができる。改善基準告示の順守状況の管理や、適正な運賃の算定基準となるドライバーの働き方を正確に把握できるとともに、監査や巡回指導への対応においてもペーパーレスでの効率化が可能となる。今後、複雑化する勤怠・配車管理においては、運行支援サービスとの連携機能拡張によるさらなる業務効率化が期待でき、運送会社に求められる取り組みの基盤構築に貢献する。

▲デジタコ連携と日報管理のイメージ(クリックで拡大)

運送会社と伴走し、ポスト24年の適正な事業者へと変身する手助け

デジタルへの苦手意識から、データ基盤での経営転換に二の足を踏む事業者も多く、DXのボトルネックとなっている。トラッカーズマネージャーは、はじめの一歩から段階に応じてサポートする専門スタッフを用意しているため、DX化をためらう事業者にとってありがたい存在だ。ただシステムを提供するのではなく、伴走型での支援により、基本的なデータの管理、把握、分析の仕方から、荷主との協議に役立つデータ活用、改善点の洗い出しや事業計画の策定など、経営改革につながる情報の活用法へと深化させていくことも後押しできる体制が、契約車両台数1万台・登録ドライバー数1万人突破の実績に表れている。

同業者が次々と退場していくなか、運送会社はDXへの苦手意識を言い訳にせず、ポスト24年にふさわしい運送会社に変身することが求められている。そのために必要なサービスをどう選択していくのか。まずは、Azoopのソリューションをしっかりと検証することから踏み出す変身もあるだろう。

運送事業の広い領域で改善提案し、未来の物流の形式を変えていく

▲トラッカーズオークション

Azoopは、トラッカーズマネージャーによる管理・分析効率化以外にも、「専門人材採用」「M&A」などさまざまな領域で運送事業者をサポートする。オンラインオークションによって効率的な車両売買に取り組める「トラッカーズオークション」も、トラックという会社資産の有効活用をサポートする中古車売買プラットフォームである。ディーラーや買い取り業者などを介さずネットオークションで売買を成立させるため、中間マージンを大幅にカットした高値での売却や、利用のしやすさ、安心感を打ち出して、物流業界内の資産活用を促す。

こうした、業界を熟知する企業だからこそ提供可能な、運送事業に寄り添った各種支援ソリューションは、自ら会社を変えようという運送経営者の強い思いによって、その機能を最大化することができるのではないだろうか。Azoopが運送会社をサポートして見せようとしている景色は、改革しようとする強い意志を持って変身する運送会社にしか見えない景色。同社が出展する「ロジスティクスソリューションフェア2024」のブースに足を運ぶことで、新たな景色が広がるのかも知れない。

Azoop 「ロジスティクスソリューションフェア2024」出展概要

会期: 2024年2月20日(火)~21日(水)、10時〜17時
会場:東京ビッグサイト(東京国際展示場)西4ホール
出展ゾーン:DXソリューション
ブース番号:003
来場方法:公式ウェブサイトでの「来場事前登録」が必要(無料)

ロジスティクスソリューションフェア2024公式ウェブサイト