ABB、海運ソフトウエア分野拡大へ事業買収

ロジスティクス電力技術やオートメーション技術を誇るABB（スイス）は25日、DTN Europe（オランダ）とDTN Philippines（DTN Shipping、フィリピン）の海運事業を買収する契約を締結したと発表した。同買収は2024年第2四半期中に完了予定。

▲航路最適化イメージ図（出所：ABB）

これによりDTN Shippingのポートフォリオは、分析、レポート、モデリングアプリケーションを含む船舶航路ソフトウエアをカバーし、ABBは航路最適化におけるマーケットリーダーとしての地位を強化する。

また、船舶の航海効率と安全性の最適化を支援するため、DTN Shippingは市場をリードするアプリケーション、プログラミングインターフェース（API）をABBに提供し、ABBネットワークに接続する船舶の数は5000隻以上に拡大する。

ABBは、エンジニアリングのノウハウとソフトウエアを結び付け、製造、移動、電力供給の最適化などのソリューションサービスを提供している。DTNは、データやアナリティクスを手掛け、複雑なサプライチェーンを有する企業組織に信頼できるオペレーションインテリジェンスを提供し、南北アメリカ、ヨーロッパ、アジア太平洋地域で事業展開している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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