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エア・ウォーター、ラピダス千歳拠点の物流に協力

2024年2月1日 (木)

ロジスティクスエア・ウォーターは1月31日、国産半導体メーカーのRapidus(ラピダス、東京都千代田区)から、北海道千歳市に建設予定の半導体工場(IIM)に、特殊ガスや特殊ケミカルなど半導体材料の本州‐北海道間の輸送を手配する取りまとめ業者に選ばれたと発表した。それに伴い、西日本エア・ウォーター物流(大阪市淀川区)の亀山物流センター(三重県亀山市)を関西・中部エリアの中継輸送拠点とする。

▲西日本エア・ウォーター物流の「亀山物流センター」(出所:エア・ウォーター)

エア・ウォーターグループは半導体製造に必要な産業ガス、特殊材料、ケミカル、供給装置の販売や配管工事、ロジスティクスを一貫して行える体制を整備。高圧ガスや危険物を取り扱える物流倉庫を半導体工場近くや中継拠点に設置することで、材料の一元管理や工場内での点検業務を一括して請け負うサプライチェーンマネジメントサービス展開している。今回、ラピダスによるIIMヘの安定供給体制の確立に向けた物流サービスを担う一事業者として協力する。

ラピダスは全国のサプライヤーからの材料を各地に設けたターミナルに集約し、貨物をまとめたあと、鉄道や船舶を利用して北海道へ輸送する。今後は北海道内での物流、特にIIMから排出される半導体材料の再利用・再資源化にも注力する。

▲中継輸送を活用したIIMへの材料輸送イメージ(クリックで拡大)

エア・ウォーターグループは子会社のエア・ウォーター物流(札幌市中央区)を中心に、道内にある複数の物流センターを所有。少量の試薬品からISOコンテナなど大型容器での材料の保管管理や、本州と北海道をまたぐ産業廃棄物の収集・運搬も行うことができ、安全かつ効率的な半導体材料の物流に寄与する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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