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丸運3Q、減収も営業利益80%超増加

2024年2月7日 (水)

財務・人事丸運が7日発表した2024年3月期第3四半期決算は、売上高が338億5000万円(前年同期比3%減)、営業利益が3億4300万円(同80.7%増)、最終利益が2億5200万円(4.8%増)となった。

貨物輸送部門においては、自動車向けアルミ材輸送量は回復傾向にある。また、機工業務における一貫物流業務の受注、料金改定の進展や流通拠点における冷蔵貨物の取扱増や基幹システム導入費用などの減少による増益要因はあったものの、空調機器在庫調整による部材減産、情報機器の減産にともなう高機能半導体の輸出減により、素材物流は全般的に低調に推移した。それに加え、一部物流拠点のリフォーム工事費用増により減収減益。売上高は3.3%減の170億5200万円となった。

エネルギー輸送における石油部門においては、石油製品の内需減の影響などにより、輸送数量が2.2%減少。潤滑油・化成品部門では、自動車生産は回復基調にあるものの、前期からの素材などの滞留在庫の影響があり、主要顧客の輸送数量が1.2%減少となった。しかしながら、運賃改定の影響により営業収益は増加し、また車両投資が一巡した影響で減価償却費が減少した結果、売上高は2.8%増の114億9200万円となった。

また、海外物流部門においては、中国から日本向け大型設備輸送業務の受注、ベトナムにおけるレジャー用品の取扱数量増はあったものの、情報機器における半導体需要の低迷や中国の日系自動車メーカーにおける販売不振により貿易量が大きく減少し、減収減益となり、売上高では16.4%減の39億5100万円となった。

24年3月期の通期連結業績は、売上高が1.9%減の457億円、営業利益が34.2%増の5億9000万円、最終利益が51.8%増の4億8000万円と予想している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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