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内外トランスは大幅減収減益も、今期回復見込む

2024年2月9日 (金)

財務・人事内外トランスラインが9日発表した2023年12月期通期決算は、売上高が前年比31.8%減の322億8000万円、営業利益が同37.1%減の42億300万円、最終利益が34.6%減の30億4100万円と大幅な減収減益で着地した。

日本での国際貨物輸送事業は、売上高が36.9%減の223億8100万円、営業利益が37.5%減の29億4600万円。主力の輸出混載貨物での運賃下落、取扱数量の落ち込みが響いた。国内子会社では、ユーシーアイエアフレイトジャパン(大阪市西区)は主力の航空輸送の運賃下落により減収減益、フライングフィッシュ(東京都中央区)は運賃下落により減収、売上総利益では増益としたが新システム投資により販管費が増加したことで、営業利益は減益に傾いた。

海外事業でも運賃の下落や、取扱の大半を占める日本からの混載貨物の減少を受け、売上高が16.4%減の98億9800万円、営業利益が36.1%減の12億5900万円と低調だった。

今後は世界情勢や景気の先行きが依然として不透明ではあるものの、組織編成の効果で主力である単体の混載貨物の取扱量は増加する見込みであるほか、第2の本業として位置付けるフォワーディング事業も大阪本社を中心に取引が拡大するとしている。海外でも韓国子会社の内外釜山物流センターが物流倉庫を取得するなど、グループ業績は再び成長すると予想する。

24年12月期の通期連結業績は、売上高が5.3%増の340億円、営業利益が9.4%増の46億円、最終利益が8.5%増の33億円と、増収増益に向かうと予想した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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