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鴻池運輸、従業員の架空請求問題で決算発表延期

2024年2月9日 (金)

調査・データ鴻池運輸は9日、従業員が取引業者と共謀して、不正な架空請求、横領を行っていた事実を確認した、と発表した。総額約4億3000万円に上るという。大阪国税局による税務調査の過程で、可能性を認識し、社内調査で判明した。これを受けて、同社は、同日に予定していた2024年3月期第3四半期決算の発表を延期する対応を取った。

鴻池運輸の発表によると、従業員は、複数回にわたって取引業者と共謀して、架空取引を行う不正行為を行っていた。同社は、不正が行われた取引に関連する事実関係や金額を明らかにするとともに、不正発生部署以外の部署などでも類似の不正がなかったかなどの調査を進めたという。従業員へのヒアリング調査や取引業者へのアンケート調査などを実施した。

この結果、従業員が複数回にわたって、業者と共謀し、総額4億3000万円の架空の外注費用などを計上し、そのうち約5000万円を私的に着服していたことが判明したという。

同社は、不正行為の精査を行い、その影響が確定し次第、24年3月期第3四半期決算として発表する、としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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